架空の紅茶店と、ウダプセラワのミルクティー
圧倒されるほどの食虫植物を眺めながら、香りと旨味の濃いウダプセラワをミルクで味わいます。

食虫植物をたくさん置いた、まだ存在しない紅茶店をイメージしました。
ハエトリソウ、サラセニア、モウセンゴケ。棚にも窓辺にもテーブルの間にも鉢が並び、どこを見ても食虫植物が目に入ります。
食虫植物自体は今どき珍しくありません。それでも、100鉢も並んでいたらどうなるのか。落ち着く店というより、入った瞬間に植物の量と形に圧倒される店にしたいと思いました。
今日の紅茶はウダプセラワ

今日の紅茶はウダプセラワです。2周目なので、今回はもちろんミルクを加えます。
いつものように普通に淹れてしまいましたが、ウダプセラワは国内での流通量が非常に少ない紅茶です。以前より手に入りやすくなったのは、通信販売の普及によるものかもしれません。
口に含んだ瞬間の力強さは、ウバによく似ています。ただし、ウバが鋭い香りと渋みで一気に輪郭を示すのに対し、ウダプセラワは香りがふくらみ、そのあとから旨味が追いかけてきます。
ミルクを加えても旨味が残る
ミルクを加えると、渋みの角が取れて口当たりはまろやかになります。それでも香りは弱くならず、紅茶らしい力強さがきちんと残りました。
特によかったのは、ストレートで感じた旨味がミルクの中でも消えなかったことです。ミルクのコクと紅茶の旨味が重なり、ただ飲みやすくなるだけではなく、味わいそのものが厚くなります。
ウバのミルクティーは、鋭い個性をミルクが受け止めてちょうどよい強さになりました。ウダプセラワは、もともとの香りと旨味にミルクのコクが加わり、さらに豊かになる印象です。ウバに近い力強さがありながら、香りと旨味は段違いでした。