グラハム・トーマス
ひと目でそれとわかる、あたたかな黄色。カップ咲きの花と、すっと上へ伸びる枝が印象的なイングリッシュローズです。
今回紹介するのは、黄色いイングリッシュローズの名花、グラハム・トーマスです。

写真は2026年5月4日に撮影したものです。
グラハム・トーマスの魅力は、なんといってもこの黄色です。オレンジに寄りすぎず、レモン色ほど淡くもない、深みのある澄んだ黄色。丸みのある花びらが重なって、咲き進むにつれて整ったカップ形になります。庭の緑のなかでもよく目立ち、少し離れた場所から見てもすぐに見つけられます。
一輪だけを眺めてもきれいですが、写真のように蕾から開きかけ、咲ききった花までが同時に並ぶ姿にも、このバラらしい華やかさがあります。花には軽やかなティー系の香りがあります。
大阪府泉南市から届いたバラ
この株は、大阪府泉南市で生産された苗を、同市のふるさと納税返礼品として迎えたものです。泉南市にはデビッド・オースチン・ロージズの直営ガーデンとプランツセンターがあり、イングリッシュローズの苗が育てられています。
グラハム・トーマスも6リットル鉢苗として返礼品に用意されています。イギリスで生まれ、世界中で愛されてきた名花が大阪で育てられ、ふるさと納税を通してわが家の庭へ届いたというのも、この一株の大切な来歴です。
上へよく伸びる、勢いのある枝
高温多湿の日本では巨大化する印象があります。つるバラとして育てるのが一般的です。場所に余裕があれば、勢いを生かしてのびのび育てるのが似合いそうです。
返り咲きする品種ではあるものの、春の花つきがとりわけ見事です。新しい品種と比べると耐病性や返り咲きの強さでは見劣りする場合があるため、葉の様子を見ながら風通しを確保して育てます。
秋は咲きにくいという話もよく聞きます。開花するかどうかは引き続き観察します。